← Journal
Allo / 02Research4

公開 2026.10.14更新 2026.10.14

植物から繊維へ|Allo 繊維加工

採取、乾燥、木灰による煮沸、川での洗浄と叩き、そしてカメロをまぶす。Alloが植物から糸をつくるための繊維になるまでを記録します。

Alloは、山で採取した茎から外皮を剥ぎ、乾燥させ、煮て、洗い、叩き、鉱物を用いた処理を経て繊維になります。私たちが訪れたクルン・ライの村では、現在もこれらの工程が手仕事で行われています。

一年分を山から採る

Alloの採取は主に12月頃。山に自生する植物を手作業で刈り取り、一度におよそ一年分を集めます。茎は根元から約10cmを残して切り、翌年も同じ場所から採取できるようにします。

外皮を剥ぎ、乾燥させる

採取した茎から外皮を剥ぎ、天日で十分に乾燥させます。乾燥した外皮は保存できるため、必要な分だけ取り出し、暮らしや仕事量に合わせてその都度加工します。

木灰とともに煮る

乾燥させた外皮を、木灰とともに3〜4時間ほど煮ます。木灰のアルカリ性によって植物組織を分解し、繊維を取り出しやすくします。

洗い、叩く

煮た繊維を川で洗い、木の棒で繰り返し叩きます。洗うことで木灰や植物組織の残りを落とし、叩くことで硬い繊維をほぐします。繊維の状態を見ながら、煮る、洗う、叩く作業を数回繰り返します。

私たちの訪問時には記録のため井戸の近くで実演していただきましたが、本来は川辺で行われる作業です。

カメロを塗布し乾燥させる

洗浄と叩きを終えた繊維に、現地で「CAMELO(カメロ)」と呼ばれる雲母粉をまぶします。カメロは雲母を主成分とする鉱物粉で、付着させた後は洗い流さずそのまま天日で乾燥させます。

この処理によって繊維は柔らかくしなやかになり、色も明るく整います。乾燥後、再び木の棒で叩き表面に残ったカメロを落とします。

ここまでの工程を経た繊維を、手で紡ぎ一本の糸にしていきます。

mrak

どのようなご相談ですか?

小さなご質問もお気軽に。メールでお返事いたします。