公開 2026.10.16更新 2026.10.16
Nigaloの採取|片道約5時間の山道
職人の集落から自生地まで片道約5時間。材料となる竹Nigaloを探す道のりと職人による手作業、そしてダルチュラから続く道を辿ります。

Daloの職人が暮らす集落の周囲にもNigaloは自生しています。籠に使用する竹は、さらに山の奥にある自生地まで片道約5時間を歩き、成熟したものを選んで採取します。
採取の目安
採取するのは、十分に成熟して黄土色に変わったNigaloです。刈り取った竹は集落まで運び、枝や節を整えながら細い竹籤へ加工します。

Nigaloは細くしなやかな竹ですが、加工には力も必要です。この地域では、採取、竹籤加工、籠製作までを伝統的に男性が担ってきました。
素材の個体差
Nigaloは一本ごとに太さや節、枝の位置、曲がりが異なります。
西ネパールでは、こうした自生竹を籠やマットの材料として活用してきました。土地に生育する竹を採取し、その性質に合わせて割き、道具へと加工します。

完成したDaloにも、節、樹液跡、色の濃淡など、素材由来の痕跡が残ります。
山岳地域からの輸送
Daloは完成後、ダルチュラから各地へ運ばれます。
私たちは物流ルートを辿り、カトマンズから飛行機でダンガディへ向かい、そこからジープで二日かけてダルチュラへ入りました。


この地域では大型バスも重要な物流手段で、Nigaloの竹製品は各地の市場へ運ばれています。道路状況や交通事情により、輸送には時間と不安定さが伴います。
次の記事では、Nigaloを用いたDaloの二重構造を紹介します。

